天下一品のこだわり
こってり一筋50年
昭和46年、創業者 木村 勉が
屋台を引きはじめ、
3年9か月もの試行錯誤の末に、
スープの根底を揺るがす一品を
誕生させました。
その名も、「こってり」。
もはや“飲むスープ”ではなく“食べるスープ”。
その原料となる主な食材は、
鶏がらと野菜などが使われています。
こってりとしているがしつこくなく、
味わい深いこのスープに、
多くの人が心を掴まれました。
半世紀も前にこの「こってり」というジャンルを
創造した木村 勉は、
食文化に金字塔を打ち立てたと言っても
過言ではありません。
このスープをどこまでも守りぬくこと、
これが天下一品のプライドです。
天下一品のこだわり
こってりスープ
天下一品の代名詞ともいえる「こってりスープ」。
創業者の木村 勉が3年9か月もの歳月をかけて完成させました。
こってりとした口当たりながらも、後味はすっきりとした、
誰にも真似できない「こってりスープ」は、
半世紀という長きにわたり、愛され続けています。
1日16,000kgの鶏がらを使用
「こってりスープ」を作る上で欠かせないもの、「鶏がら」。
1日に工場で使用する鶏がらの量は、およそ16,000kgにも及びます。
じっくり、じっくりと時間をかけて炊き上げ、
鶏の旨味を引き出します。
さらに野菜などを加えることで、
深みがあり、飽きのこない「こってりスープ」に仕上がります。
スープを引き立たせる麺
品質の良い小麦をブレンドし、丁寧に練り上げた麺。
温度と湿度を徹底管理した空間で
ゆっくりと時間をかけ熟成させた多加水熟成麺は、
こってりスープに負けない風味と、しっかりとした食感が特徴です。
太さや形状を変えながら試作に試作を重ねて完成した麺だからこそ、
こってりスープを引き立てることができるのです。
天下一品のラーメン
天下一品こってり
天下一品の代名詞ともいえる「こってりスープ」。
創業者の木村 勉が3年9か月もの
歳月をかけて完成させました。
鶏がらや野菜などをじっくりと炊き出したスープは、
“飲むスープ”ではなく“食べるスープ”。
こってりとした口当たりながらも、
後味はすっきりしています。
誰にも真似のできないこってりスープを
是非ご賞味ください。
天下一品あっさり
あっさりスープは、鶏がらや野菜などを煮込んでつくる、
透明感とコクのあるスープです。
天下一品と言えばこってりですが、
あっさりと言えどもコクと旨味を追求しました。
天下一品屋台の味
昭和48年当時の屋台の味。
こってりの前身とも言えるスープをイメージしました。
こってりとあっさりの中間味です。是非ご賞味ください。
こってりMAX
天下一品の代名詞ともいえる“こってり”がさらにこってりに。
こってりのコクと旨みを限界まで追求しました。
味噌ラーメン
北海道の『赤味噌』と愛知県の『豆味噌』をブレンドし、
天下一品のスープと融合させた一品。
塩ラーメン
真鯛だしを使用したスープは、旨みとコクのある奥深い仕上がりに。
つるっとしたのどごしのある麺と、生姜を効かせたワンタンが
“あっさりよりもあっさり”とした味わいの一杯に仕上げています。
「天下一品」誕生と
木村勉会長の原点
昭和46年、京都で一人の男が
ラーメンの屋台を引きはじめた。
大阪万博が開かれた翌年、昭和46年(1971年)、
京都で一人の男がラーメンの屋台を引きはじめた。
それまで15年間勤めていた会社が倒産。
持ち金3万7千円、拾い集めた廃材を
板金職人の友人に組み立ててもらってのゼロからのスタートだった。
現在、天下一品グループ5社を率いる木村勉会長、36歳の時である。
お客さんが来てくれる味って、何やろ。
屋台でもそればっかり考えてた。
初日の売り上げは11杯。
当時の一般 サラリーマン並みの収入を得るには
1日100杯を売り切らなければならない。
仕入れのための現金が底をつき、
屋台の縄張りをめぐってのいやがらせが毎晩のように続く。
包帯を巻きながら、黙々と麺をさばく頭の中は、
「どうしたら、お客さんにもっと来てもらえるような味を作れるんやろ。」
という思いでいっぱいだった。
「これなら自分でもできるんとちがうか」とはじめた屋台のラーメンだったが、実際やってみるとたいへん奥が深かった。
お客様を待たせてはいけない。
しかし、お客様に待たれる店でなければならない。
屋台仲間のおじいさんから教わった基本のスープは、
どこの屋台でもある醤油味のスープ。
「この味ではわざわざ来てもらえない」
屋台を引きながら、いろんな材料で「これもアカン、あれもアカン」と
毎日四苦八苦しながら、やっと納得のいく味にたどり着く。
屋台を引きはじめてから4年目、天下一品秘伝のスープの誕生である。
「このコクは、何と何入れたから出るというもんでもないんです。」
鶏がらなどの食材を、じっくりと炊き出すなどしてつくるスープは、
口当たりは”こってり”ながらも、後味は驚くほどすっきりしている。
「お客様を待たせてはいけない。
しかし、お客様に待たれる店でなければならない。
” 正しい努力”を重ねれば、必ず、”お客様に待たれる店”になる。」
あれから50年、木村会長はあらためて言い切った。